病理解剖記念碑 学びの台

平成12年12月9日、「学びの台」が完成しその除幕式が行われた。場所は福浦キャンパス」の約300坪の中庭で、すでに「実験動物慰霊碑」が一隅に設置されている。

浦舟町の旧医学部校舎において、多くの貴重な教えを学んだ病理解剖台を何らかの形で残したいとの声が以前から病理学教室関係を中心に在ったが、それが記念碑として実現することとなった。

草創期からの横浜市立大学医学部病理解剖の足跡として残すのみならず、剖検に協力した人々への慰霊として、更には病者・死者から謙虚に学ぶ心を新たにする記念碑として、福浦の医学部構内の中庭に設置することが有志によって発案され、病理学教室関係者が中心の実行委員会(委員長 青木一郎教授)が組織され、倶進会も趣旨に賛同し、記念碑製作に協力した。

写真左の解剖台には、梅田誠元学長原案、蟹沢成好名誉教授の揮毫による「われら 医の道を究めんとして ここに集えり 」の文言が刻まれている。

また、脇添として銘板「学びの台」が付置されてる。

これは、浦舟町の旧医学部校舎にあった病理解剖台です。1949年、横浜市立医科大学発足時に御遺体を尊崇する精神に基づき大理石で造られました。1989年までの間、6100余体の病理解剖が行われ、この台を通じて私達は多くのことを学びました。医学の発展と教育に貢献された多くの方々への感謝と死者から謙虚に学ぶ心を新たにするため、記念碑として、ここに移設しました。

2000年12月
横浜市立大学医学部
病理学教室・倶進会

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