2009年9月12日(土)に、一般市民の方を対象に、横浜開港150周年記念「市民心肺蘇生講習会」が開催されました。
AEDの使い方を含めた心肺蘇生(心臓マッサージと人工呼吸)を医師・医学部学生の指導のもと、小さなお子さんからシニアの方まで熱心に実習されました。
- 日 時
- 2009年9月12日(土)
- 場 所
- 横浜市立大学八景キャンパス総合体育館
平成21年9月12日に横浜市立大学八景キャンパス総合体育館において市民心肺蘇生講習会が開催された。
主催は倶進会と公立大学法人横浜市立大学であり、横浜市医師会の共催を得て、横浜市安全管理局、横浜総合医学振興財団、横浜市立大学附属病院・市民総合医療センター、横浜ACLSの協力を頂いた。当日には医学部の5、6年生からなるACLS研究会のインストラクターとしての心強い参加があった。
新型インフルエンザの広がり具合では、中止も考慮されたが大きな問題もなく50名の受講者を迎えての開催となった。
成人、小児、乳児の蘇生人形を約50体づつとAEDトレーナーを50台用意し、ほぼ一名に一セットの贅沢な講習会となった。
布施勉学長、井出研倶進会長、鈴木範行高度救命救急センター長の挨拶で心肺蘇生講習会は開始となった。
スクリーンに映されたDVDを見ながらの実習を行っていったが、受講者は成人の心肺蘇生だけでなく、AEDの使用や乳児の心肺蘇生までを含めた2時間にわたる実習を受け、心肺蘇生の技術を身につけ修了証が渡された。さらに、心肺蘇生用感染防止器具や自宅での自習用心肺蘇生キットも配布された。
総合体育館には冷房設備がなく、残暑による暑さも危惧されたが、幸いなことに晴天でなく、9月にしては涼しい天候で、全身運動である心肺蘇生講習会には最適の一日でした。
(本学附属市民総合医療センター 高度救命救急センター 准教授 小菅 宇之)