会長ご挨拶

この度、倶進会理事会から選任され、会長として勤めさせていただくことになりました昭和51年卒(27回生)の山本裕司です。
昭和31年(1956)11月横浜市立大学医学部同窓会が発足し、高木逸麿先生が「倶進会」と命名され、荒井保男先生が初代会長になられました。それ以降私が7代目となります。5代会長の井出 研先生は倶進会に各支部を立ち上げ支部会を通じての会員相互のネットワークの構築の基礎を造られ、6代会長の遠山慎一先生は医学部との連携・協力の推進などそれまで課題となっていた問題を少ずつ解消してこられました。両先生には敬意を表すると共に会員を代表して感謝致します。
倶進会は前述した様に昭和31年に発足し、当時医学部長であった高木逸麿先生が「共に学び、共に進む」という意味の「倶学倶進」から引用し倶進会と命名されたと聞いています。まさに医師として生涯にわたり医学を学び、より良い医療を目指す我々にふさわしい名前と思っています。発足以来今年で68年が経過し今や正会員数は約6400名超という大きな組織になり今までの任意団体の“倶進会”から社会的信用度の高い一般社団法人横浜市立大学医学部医学科同窓会(倶進会)になりました。
倶進会は卒業後それぞれの分野に進んでも、倶進会を通じて人脈を再構築し、知識や経験を共有し、医療の質の向上に寄与する組織であるべきです。
さらに、母校とのつながりを保ち、学生の教育や後輩の研究活動への協力や支援を通じて母校の発展に貢献したいと思います。
また、倶進会員の約4割は横浜市において、約6割は神奈川県において医療に従事しており、県内の多くの公立病院、準公立病院に病院長や医師を派遣し、さらに横浜市を初めとして郡市医師会の会長職など医療に携わる各分野において活躍しており、神奈川県の医療を支えていると言っても過言ではありません。
今後もこうした地域貢献という使命感を持って活動していく所存です。
こうした観点から法人化に当たり改めて倶進会の目的とそれを達成するための事業を定款から抜粋したので示します。
第3条:【目的】横浜市立大学医学部及び附属病院と連携を保ち、会員相互の親睦と扶助を図り、医学の発展と並びに市民の健康と福祉の向上に寄与すると事を目的とする。
- 会員間の相互扶助、親睦、連携を図るための事業
- 会報および会員名簿発行等の事業
- 医学研究・医学教育等の支援振興を図るための助成事業
- 横浜市を始めとする地域医療・保健・福祉の発展への支援・助成事業
- 学内外の各種文化活動の開催・後援等の事業
以上が、倶進会の目的と事業です。
ここに改めて我々を育んでくれた横浜市、横浜市民に感謝するとともに、皆様の絶大なるご支援とご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
会長 山本裕司